このコーナーは、市民科学に関係の深い方々へのインタビューや講演でのお話をまとめました。
市民科学とは、高木基金の目指すもの、そのものですが、それを明確に定義することは簡単ではありません。
高木仁三郎が、原子力資料情報室での活動を通じて体現した市民科学。
高木基金を支援して下さるみなさまの期待する市民科学。
その時々の社会情勢の中で、必要とされる市民科学。
市民科学そのものが、多様な側面を持ちつつ、変化していくべきものでもあります。
このコーナーを通じて、高木基金の進むべき方向について議論を深めていきたいと考えています。
2024年4月から、市民科学研究室と高木基金の共同企画として、高木基金の助成先にオンラインでお話を聞くシリーズ企画をスタートしました。その第1回として「上関の自然を守る会」の高島美登里さんにお話を伺いました。
(2024年4月のインタビュー)
宇宙物理学者で、新潟県の福島原発事故に関わる検証総括委員会の委員長を務めておられた池内了さんにお話を伺いました。
(2023年8月のインタビュー)
高木基金が2011年の福島第一原発事故直後から複数回にわたって助成をしてきた「いわき放射能市民測定室たらちね」の木村亜衣さんにお話しを伺いました。
(2023年2月のインタビュー)
今回は、京都大学複合原子力科学研究所の研究員で、長年にわたり原発の安全性に関わる研究に関わってこられた今中哲二さんにお話しを伺いました。
(2022年11月のインタビュー)
アメリカ史がご専門で、ビキニ水爆実験の問題など、核に関わるアメリカの議会資料などを丹念に分析しておられる橋博子さんにお話を伺いました。
(2022年3月のインタビュー)
長年にわたり核軍縮の問題に取り組み、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の共同代表を務めるなど、「核兵器禁止条約」の成立に市民運動の立場から貢献してこられた川崎哲さんにお話を伺いました。
(2021年8月のインタビュー)
日本でも、連日、ミャンマー国軍による一般市民への武力弾圧のニュースが報じられています。2020年度の助成で、ミャンマーを含むメコン川流域5カ国における開発と環境破壊、人権侵害の調査に取り組んでいるメコン・ウォッチの木口由香さんにお話を伺いました。
(2021年4月のインタビュー)
福島第一原発事故から10 年を迎え、事故の教訓、現在も続く被害を次世代に伝えていくことが大きな課題となっています。福島で放射線教育の変遷を見つめてこられた後藤忍さんにお話を伺いました。
(2021年2月のインタビュー)
日本の官民が関わるモザンビークでの農業開発問題で、2015〜2017年度に高木基金の助成を受けた「モザンビーク開発を考える市民グループ」の渡辺直子さんにお話を伺いました。
(2020年9月のインタビュー)
福島県飯舘村に居住し、東京電力福島第一原発事故による放射能汚染の測定を続けておられる伊藤延由さんにお話を伺いました。
(2020年4月のインタビュー)
3・11をきっかけに栃木県内で原発事故被災者の調査に取り組み、2018年からは原子力市民委員会の委員を務めていただいている清水奈名子さんにお話を伺いました。
(2019年10月のインタビュー)
高木基金が2017年度から3年間にわたって助成を受け、原発被ばく労働に関する国際的な調査研究に取り組んでいる「被ばく労働を考えるネットワーク」のなすびさんにお話を伺いました。
(2019年9月のインタビュー)
高木基金の2016年度助成先である大久保さんは、この間、沖縄県の辺野古・大浦湾の埋立工事に関わるサンゴ移植の問題でも積極的に発言しておられます。保全のあり方から、大学の研究者をめぐる最近の状況まで、様々な角度からお話を伺いました。
(2019年5月のインタビュー)
10年前、大学4年生の時に、高木基金の助成を受けてアスベスト問題の研究に取り組み、現在は、アスベスト疾患の患者・家族の支援団体で活動を続けている澤田慎一郎さんにお話しを伺いました。
(2018年11月のインタビュー)
高木基金の助成先であり、長年にわたり公的機関の情報公開の問題に取り組んでいる「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子さんにお話を伺いました。
(2018年10月のインタビュー)
2018年1月、原子力市民委員会の座長を務めておられた吉岡斉さんが急逝されたことを受け、2月の委員会で新座長に就任された大島堅一さんに、座長就任への思いと今後の展望などについて伺いました。
(2018年5月のインタビュー)
2017年8月、水銀の採掘から使用、移動、廃棄等を国際的に規制する「水俣条約」が発効し、9月にはスイスで第1回の締約国会議が開催されました。この動きについて、国立環境研究所で水銀を含む有害化学物質管理の研究に長年にわたって取り組んでこられれた貴田晶子さんに お話を伺いました。
(2017年10月のインタビュー)
柏崎刈羽原発の敷地内の断層は活断層なのかどうか。地元の研究グループが、長年にわたる調査に基づいて提起してきた問題が、いまあらためて注目されています。研究グループのメンバーである立石雅昭さんにお話を伺いました。
(2017年8月のインタビュー)
2016 年度から選考委員をお引き受けいただいた関礼子さんにお話を伺いました。
(2017年4月のインタビュー)
今回のインタビューは、高木基金のニュースレター「高木基金だよりNo.37」の巻頭コラムのためにお願いしたものですが、いまの政府や経済界の科学や学問に対する姿勢に関わる問題から、日本における宗教団体の社会的な活動について、そして、NPOなどの市民活動や高木基金の役割などについて、話題は多岐に及びました。
(2015年8月のインタビュー)