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第3回核兵器禁止条約締約国会議と広島・長崎被爆80周年に向けて、世界核被害者の声を反映する救済政策の実現を目指す行動計画



グループ名 世界の核被害者と連帯する作業部会
代表者氏名 川野 ゆきよ 井上 まり さん
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助成金額 100万円

研究の概要

2024年5月の助成申込書から
 世界核被害者のための救済政策の実現に向けて、2024年 8月以降オンラインで少なくとも2回、 2025年3月の2つの国連会議に合わせてニューヨークで2回フォーラムを開催し、2025年8月以降に開催予定の国際フォーラムの準備を進める。  2025年3月の第3回核兵器禁止条約締約国会議及び、広島・長崎原爆80周年に向けて次の課題に取り組みます。 (1)世界各地でウラン活動から、原子力や劣化ウランを含むあらゆる核開発、汚染水問題を含む核廃棄物処理までの、各段階で生み出される核被災地の深刻な実態を核被害者の証言から明らかにし、(2)被ばく問題に詳しい専門家の知見を集め、(3)核利用の廃絶と、核被害者の声を反映させた核被害者救済を目的とする政策提言を幅広い層の参加者と議論し、(4)世界の核被害者との国際的連帯を実現する。(5)2015年広島市で開催された「世界核被害者フォーラム」による「世界放射線被害者人権憲章」を検証し、核被害者の現状と声を反映した改訂版作成に向けて話合いの場を作る。(6)2025年3月にニューヨークの国連本部で開催される核兵器禁止条約締約国会議と女性の地位委員会に合わせ、フォーラムや反核集会を企画し、核の根本的な廃絶と核被害者救済を目的とする政策提言を国際社会に訴える。(7)2025年8月以降に広島市での開催を希望している核被害者と専門家による国際会議実現に向けて、より多くの世界の核被害者や核問題に詳しい専門家や市民社会と交流し、国際会議開催の基盤を固める。 【フォーラムのテーマ】 (1)被ばくの影響、(2)ウラン活動、原爆、核実験、原発、劣化ウラン、その他の核施設や核廃棄物処理からの汚染の影響、(3)核被害者訴訟の動き、(4)世界核被害者救済と汚染地域の環境修復を目的とする政策、(5)核被害者の実態と声、(6)核被害と女性の権利。 【フォーラム招聘・交流対象】 ウラン活動被害(印・米・アフリカ)、被爆者、核実験被害(マーシャル諸島、高知など)、原発事故被災者(福島)、核施設からの汚染被害を受けた地域の活動家(米・ロ)、汚染水放出問題に取り組む地域住民(福島・太平洋諸国)、医科学・歴史専門家、法律家、国際NGO団体、反核・反原発運動団体、若者、一般参加者。

中間報告

2024年の中間報告から
 本調査研究は、2025年3月に国連本部で開催される第3回核兵器禁止条約締約国会議と広島・長崎被爆80周年に向けて、世界の核被害者と連帯し核被害者の声を反映する救済政策の実現を目指す行動計画を追求することを目的としています。  2024年10月には、浦田賢治名誉教授(早稲田大学)を講師としてお招きし、「『世界核被害者の権利憲章要綱草案』を読み解く」と題したオンライン学習会を開催しました。コメンテーターは、弁護士の海渡雄一さん、医師の振津かつみさん、反核活動家の森瀧春子さんでした。開催後に、核被災地と核被害者の現状や訴えを反映させた改訂版を作成する作業部会を結成し、専門家や核被害者、核被災地の活動家らと月1回オンラインで議論しています。「世界核被害者の権利宣言草案」を10月に発表予定です。  2025年3月にニューヨークの国連本部で開催される核兵器禁止条約締約国会議と女性の地位委員会の会議に合わせ、国連と米国国連代表部前で反核集会を3月5日に、国連の会議室で75分のフォーラムを5日と6日に開催することが決定しました。一つはウラン活動による核汚染の影響を受けた核被災地の活動家を登壇者としてお招きするフォーラム、もう一つは「被爆者運動の歴史と教訓:核被害者の権利確立に向けて」と題するフォーラムです。核の根本的な廃絶と核被害者救済を目的とする提言を訴える予定です。  2025年10月5日と6日に広島市で「核のない未来を!世界核被害者フォーラム」を開催することが決定しました。核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)の主要メンバーと月1回開催している準備会でプログラム概要と登壇者リストを決定し、現時点で登壇者候補の大半から快諾をいただいています。世界の核被害者や核問題に詳しい専門家や市民社会と引き続き交流しながら、フォーラム開催に向けてファンドレイジングや広報など基盤を固める予定です。

結果・成果


その他/備考


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