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奥嶋 文章 さん | |
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50万円 |
ドイツで脱原子力政策合意過程の現地調査を行います。
中間報告から
9月は、4週間は午前中語学学校に通うことにし、平日の午後と週末(土日)に修士論文を書く上での文献収集と文献分析を行いました。修士論文に関係する文献を収集して必要部分をコピーにとり、コピーにとった関連箇所の分析を行いました。9月はエネルギーコンセンサス会議やエネルギーコンセンサス会議前のシンポジウム・討論会などの文献を収集して分析を行いました。
10月も、9月と同じようにポツダム広場の国立図書館で文献の収集を行い、関連箇所の分析を行いました。
10月は、修士論文を書く上での不足部分である政府機関に関する文献を収集することができ、9月の文献と合わせて、具体的に修士論文の構成なども練り始めました。
また、10月には、予定していたゴアレーベン地方への調査も行いましたが、個人では受け入れてもらえず、最寄り駅のザルツギッター駅から引き返してきました。
ザルツギッター駅の旅行代理店でお聞きしたところ、観光案内所を紹介していただきました。
観光案内所では、DBEでは見学者への案内をしており、ザルツギッター駅までの送迎もあるということでDBEへの電話番号を聞くことができました。
しかし、実際に電話をかけましたところ、電話に出られた方から、個人的には不可能であると伝えられ、残念ながらそのままベルリンに引き返しました。
完了報告から
以下の文献をドイツで収集しました。
A Multi - Science Publication " ENERGY & ENVIRONMENT " (2002)
(飯田哲也先生からご紹介していただいたベルリン自由大学のLutz Mezさんから頂きました。)
Tom Koenigs / Roland Schaeffer
" Energiekonsens ? - Der Streit um die zukunftige Energiepolitik " Raben - Verlag (1993)
Susan Barthe " Die verhandelte Umwelt " Nomos Verlagsgesellschaft Baden - Baden (2001)
DEUTSCHES ATOMFORM e.V.
" ATOMPOLITIK in den VEREINIGTEN STAATEN " (1962)
Manfred Harter / Heinz Siefen " Einstieg in den Ausstieg ? "
TUV(ドイツ技術検査協会) Rheinland GmbH , Koln (1989)
VDI(ドイツ技術者協会)Verlag GmbH . Dusseldorf
" IST DER AUSSTIEG AUS DER KERNENERGIE VERANTWORTBAR ? " (1999)
Jurgen Peter Pesch
" Staatliche Forschungs - und Entwicklungspolitik im Spannungsfeld zwischen Regierung , Parlament , und privaten Experten , untersucht am Beispiel der deutschen Atompolitik " (1975)
BMFT(連邦研究技術省)" Stillegung und Ruckbau kerntechnischer Anlagen " (1993)
BMFT " Energie forschung und Energietechnologien " (1993)
BMWi(連邦経済省)" Die Energiemarkte Deutschlands im zusammenwachsenden Europa - Perspektiven bis zum Jahr 2020 " (1996)
BMWi " Klimaschutz und Energiepolitik " (1998,4)
BMU(連邦環境省)" Umweltbericht 1998 " (1998,5)
BMWi " Energie mit Zukunft " (2000)
Nidersachsischen Landesregierung " ENERGIE - PROGRAMM 1988 " (1988)
Landeshauptstadt Dusseldorf Umweltamt
" Dokumentation zum 7. Dusseldorfer Umweltfachgesprach " (1995)
NRW " Future Energies from North Reine - Westphalia " (1999)
今後の展望
今回高木基金から助成を頂いたことによって、ドイツで文献収集を行うことができ、私自身納得のいく修士論文を書くことができました。
大学院での修士論文の研究を通じて、調査・分析能力や論文構築能力といった基礎的能力が身につけられたので、今後は、これらを生かす方向でがんばっていきたいと考えております。
また、ドイツでお会いしたLutz Mezさんには、今後も、機会をつくってお伺いしたいと考えております。