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高木仁三郎市民科学基金 事務局新体制のご挨拶

 2001年にNPO法人高木仁三郎市民科学基金(高木基金)を発足して、来年は25周年を迎えます。 この間、みなさまのご支援により、助成活動を続けることが出来ましたこと、あつく御礼申し上げます。
 2011年3月の東北地方太平洋沖地震とそれに伴う福島原発事故発生後は、緊急に多額のご寄付をいただき、 高木基金の助成事業と並んで、原子力市民委員会の活動展開が可能となりました。
 仁三郎没後の四半世紀は日本のみならず、世界で自然環境の破壊が進行し、また政治・経済・社会環境の 激変に直面しています。改めて高木基金の果たすべき役割を見極めつつ活動を続けていく所存です。
 8月から、新事務局長に村上正子が就任し、事務局体制を一新し活動を続けてまいります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

          2025年8月     
高木仁三郎市民科学基金     
           代表理事 河合 弘之     
           代表理事 高木 久仁子     

以下、事務局スタッフのご紹介です。

【事務局長 村上正子(むらかみしょうこ)】

 8月1日付で、高木基金の事務局長に就任しました。私は2007年度に一般公募の助成選考委員になり、翌年6月から事務局スタッフとしてアジア向けの助成事業を担当してまいりました。また、2011年の福島第一原発事故後は、主に高木基金の特別事業として2013年に発足した原子力市民委員会の事務局運営に携わってまいりました。
 今年は高木仁三郎さんが亡くなられて25周年になります。四半世紀がたち、科学技術はますます高度化・細分化し、高木さんが追求した「人間の顔をした科学」は、私たちの手からいっそう遠のいてしまっているように感じます。
 市民が、社会のあり方を左右する科学技術政策の意思決定に参加するには、その分野の専門性を有し、その科学技術がもたらす問題を解き明かし、解決への糸口や道筋を示す「市民科学者」の存在が不可欠です。
 ここ数年、高木基金の事業のあり方について、理事会などで検討を重ねてまいりました。そして、上記の「原子力市民委員会」のように、高木基金が助成先などと連携・協力して市民科学の問題に実践的に取り組む枠組みとして、昨年度は「高木基金PFASプロジェクト」を立ち上げました。毒性が長く残留するPFAS汚染の広がりが各地で明るみに出る中、今年度もそのリスク評価のあり方の追及や汚染の実態調査などをおこなう予定です。
 設立以来からの市民科学の助成事業とともに、このような実践的な課題に取り組む中で、高木仁三郎さんの生き方、そして市民科学の取り組みを、今の時代を生きる人々に広く伝えていきたいと考えています。今後ともますますのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
 なお、事務局体制の変更にともないご案内ができておりませんでしたが、今年度の国内枠の市民科学助成については、9月中に受付を開始する予定です。

【助成事業担当プログラムオフィサー 水藤周三(すいとうしゅうぞう)】

 この度、助成事業担当のプログラムオフィサーとして高木基金に復職することになりました。2012年9月より高木基金で国内枠の担当などをして参りましたが、2020年9月に、福島県への移住に伴い、高木基金を退職いたしました。その後、2025年3月まで、高木基金の助成先でもあるいわき放射能市民測定室たらちねで、放射能測定の仕事に従事しておりました。
 未曽有の公害である福島第一原発事故の被災地だからみえてきたこと、そうした地で市民科学を実践する さまざまな人たちと関わってきたこと、また、助成する側と助成を受ける側とを経験したことで、 あらためて視野と知識を広げることができたと思っております。 主に福島からオンラインの業務になる予定ですが、市民科学者の発掘や、助成先・支援者のみなさまとの 情報交換などのために、全国のみなさまのところにお伺いすることもあるかと思います。 今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

【事務局スタッフ 山本恭子(やまもときょうこ)】

 前職時代から基金だより発行のお手伝いが始まり、2013年に正式に勤務するようになりました。 支援者の情報管理、経理、WebサイトやSNSの情報発信、イベント運営事務など様々な仕事をしています。 基金のことを知れば知るほど、もっと世の中の多くの人に知ってもらいたい気持ちが強くなります。 核問題をはじめ、難問ばかりで私自身ももっと勉強が必要ですが、大学で言葉に関する学問に取り組んだ 経験を生かし、できるだけかみ砕いて伝えることに力を発揮したいです。 また、同じ問題に関心を寄せる支援者、助成先、他団体の方との交流・協力関係を深めていきたいと思います。

【事務局スタッフ 井下田絵里(いげたえり)】

 このたび事務局に加わりました、井下田と申します。 これまで子育てや地域との関わりを通じて、身近な人のケア、環境、政治、国際的な課題に至るまで、 さまざまな社会問題がすべて地続きでつながっていることに気づき関心を深めてきました。 そうした視点を持ちながら、皆さまの活動がより良く広がるよう主に経理業務と 高木基金PFASプロジェクトの事務面をサポートしてまいります。 どうぞよろしくお願いいたします。

【事務局スタッフ 宮本京子(みやもときょうこ)】

 高木基金の助成先の皆様の成果発表会を聞く機会が何度かありました。 まだ広く知られていない科学的、社会的な問題の調査や研究しておられる方々のお話の数々は、 深刻な問題が山積していることを示していました。それらに取り組んでおられる方々に尊敬の念と希望を感じ、 また助成し応援する高木基金の活動を素晴らしいと思いました。よりよい社会にしていくために、 高木基金が社会に果たす役割は重要だと思います。この度、スタッフとして関われることを嬉しく思っております。 事務全般、出版関連の業務を担当しますので、どうぞよろしくお願いいたします。



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